破天荒「小沢流日本改造」の核心

内閣は原口、党務は細野、国会は松本と新世代の首相候補を抜擢し、自民党の息の根を止める。

2009年12月号 POLITICS [自民党の息の根止める]

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政策決定は首相・鳩山由紀夫が率いる内閣のお手並み拝見、自らは党務で「選挙と国会」に邁進する――民主党の幹事長・小沢一郎がこう宣言して2カ月。ふらつく鳩山を尻目に「選挙と国会」を基軸とする「新・日本改造計画」を着々と進める。小沢を補佐する新世代の「三本の矢」もじわりと存在感を増してきた。「地方の陳情、業界の要望は往々にして不明朗な形で行政に届けられ、政官業の癒着の温床になってきた」「民主党は各都道府県連が受けた陳情や要望を党中央に届けるルートをしっかり確立し、政治主導で優先順位をつける仕組みにしたい」11月3日、岡山市内。民主党の県連(代表=内閣府政務官・津村啓介)が招いた9市町村の首長らを前に、副幹事長・細野豪志(衆院静岡5区、当選4回)が熱弁を振るった。 破天荒な「分権型陳情への改革」構想は細野が中心になって取りまとめ、前日の2日の党役員会で決 ………

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