「国際約束」に無自覚な鳩山政権

2009年12月号 連載 [手嶋龍一式INTELLIGENCE 第44回]

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「鳩山内閣は発足して早々に国際社会の信頼を喪ないつつある」オバマ大統領の訪日に先駆けて東京を訪れた先遣隊のひとりはこう述懐し、「このくだりはオフレコに」と言いかけて、固有名詞を書かないならと発言の引用に同意した。鳩山政権側の対応がよほど腹に据えかねているのだろう。このとき、カート・キャンベル国務次官補が率いるチームは、オバマ政権の内部からかつてない批判にさらされていた。「日米間の懸案を解決する真摯な努力をしなくても大統領を東京に迎えることはできる――。対東アジアの外交・安全保障を担うキャンベル・チームがこんな誤ったシグナルを鳩山政権に送ってしまったことが、大統領の訪日を危機にさらしている」批判の矢面に立たされていた、この米当局者が「鳩山政権は米政権の信頼を喪ないつつある」と表現せず、「国際社会」と言ったことに留意してほしい。太平洋を挟んだ ………

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