【天然ガス革命】浮上する石炭火力の「全面ガス転換」

2009年12月号 GLOBAL [LABYRINTH]

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砂漠や海底、極北など辺境に偏在する油田に対し、シェールガス鉱床は「ユビキタス」(遍在的)と言われるが、残念ながら日本にはない。だが、日本は世界最大のLNG輸入国(07年6832万トン、シェア39・3%)だけに、目先の心配は輸入の2割を占めるインドネシア産LNGの削減。今年2月13日、関西電力や大阪ガス、新日本製鉄など6社はインドネシアの国営石油公社(プルタミナ)との契約を更新、同国の内需拡大で11年以降の日本向けLNGは従来(年間1200万トン)の4分の1に減らされることになった。当面はサハリンⅡなど新規供給源でしのぐとしても、エネルギー飢餓に悩む中国など新興国の台頭で争奪戦は厳しさを増し、相次いで採掘権を失ったアラビア石油の残像が関係者の頭をよぎる。とりわけ1社で世界の輸入量の12%を占める東京電力は、大口供給先のブルネイとの20年契約(年間403万トン)が13年に切れ、マレ ………

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