初の「プルサーマル始動」も頭痛の種は「日本原燃」

2009年12月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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国内初のプルサーマルが九州電力の玄海原発3号機で始まった。これを皮切りに、四国電力、中部電力などが続く。計画から遅れること10年、日本でもプルサーマル時代の幕開けというのに、関係者の顔色は冴えない。というのも、国策の下で電力業界が負わされた宿題は「核燃料サイクルの完成」であり、プルサーマルは一里塚に過ぎない。にもかかわらず、日本原燃が青森県六ケ所村に建設中の使用済み核燃料再処理工場は完成のメドが立たない。鬼門になっているのは、廃液と高レベル放射性廃液をステンレス容器内にガラス固化するプロセス。08年12月には溶融炉内を金属棒で攪拌中に天井部の耐火レンガに接触してレンガが炉内に落下する事故が発生。09年8月の完成を10年10月に延期した。06年の試運転開始以降、完成延期が実に8回。身内の電力業界からも「オオカミ少年と呼ばれても仕方がない。我々も『本当にで ………

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