2009年12月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
長妻昭厚労相の父、謙三郎氏(78)が秋の叙勲を受けた。謙三郎氏は叩き上げの警視庁デカとして働き、「ノンキャリ」の出世頭の一人として、87年8月から88年8月まで、東京・世田谷警察署長(警視正)を務めた。11月9日、グランドアーク半蔵門で、国務大臣・国家公安委員長の中井洽氏から警察功労章・瑞宝双光章の伝達を受け、その後、皇居での拝謁に臨んだ。警察功労章は、警察表彰の最高位、警察勲功章に次ぐ栄誉。警察職員として抜群の功労があり、一般の模範となる者に贈られる。瑞宝双光章は旧制勲五等に相当する。退官後の謙三郎氏の落ち着き先は小田急建設。88年10月から96年9月まで専門部長を務め、現役を退いた。小田急建設では、元警察署長の経歴を生かし、建設現場でのトラブル対応や「親元」との調整役を担った模様。在職期間がちょうど8年であることからわかるように、警察署長経験者が引き ………
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