山口 那津男氏(公明党代表)

「マニフェスト絶対主義」は大混乱を招く

2009年11月号 POLITICS [インタビュー]

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――衆院選で議席を31から21に大きく減らしました。敗因をどう分析しますか?山口 公明党らしさを十分に伝えることができず、「政権交代」という大きな「うねり」の中に埋没してしまった。振り返ると、その「うねり」は一昨年の参院選の時というより、それ以前から始まっていました。それが、参院選以降に総理が3人も続けて変わったことで加速され、「解散」の時期を先送りすればするほど高波になりました。連立パートナーの公明党は事態を打開する役割を果たすべきでしたが、ズバッとものが言えぬまま選挙戦に突入してしまいました。「公明党らしさを取り戻せ」──。地方議員や党員、支持者の要望は、これに尽きますね。

来夏の参院選に向け全力投球

――そもそも公明党らしさとは?山口 第一に「大衆とともに」という立党の精神です。これこそ民主主義の真髄。戻るべき原点があることが我々の強みです。どの時代にあっても、これ抜 ………

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