「モーターなら任せろ!」とマツダと組んで自動車市場参入をめざす「北九州の雄」。
2009年11月号 BUSINESS
トヨタ「プリウス」やホンダ「インサイト」などのハイブリッド車(HV)や三菱自動車の「アイ・ミーブ」といった電気自動車(EV)のアクセルを踏む物足りなさ。ブルルンというエンジン音こそ自動車の逞しさの象徴だったが、モーターで駆動するHVやEVは音もなく走り出す。しかし、このモーターで動くEVの登場こそ、自動車産業の次世代戦争を告げる号砲なのだ。エンジンとそこで生み出されるパワーを制御して車輪に伝えるトランスミッション(変速装置)は、これまで自動車メーカーが自前で製造を続け、技術流出と異業種参入を拒んできた基幹部品だ。ところが、EVはエンジンもトランスミッションもいらない。「モーター」と、これを制御する「インバーター」、動力源の「電池」さえあれば、EVは走る。モーター、インバーター、電池なら電機メーカーに技術の蓄積がある。自動車メーカーの隙を突き、電機メー ………
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