2009年11月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]
9月のピッツバーグG20サミットでは、すでに存在が知られていたイラン中部ナタンツのウラン濃縮施設のほかに、聖地コム近郊にも濃縮施設があることが明らかになった。バラク・オバマ米大統領ら各国首脳はイランを一斉に非難したが、各国の首脳の耳にはもっと驚くべき情報が入っていた。イランにはさらに五つの秘密の核施設がある――との情報で、提供したのは英国の対外諜報機関MI6である。これら5施設は、イラン北部の山岳地帯の地下深くに建設され、イラン革命防衛隊が警備にあたっているという。コムの核施設と同じくこの5施設には、首都テヘラン東部のパルス地区に本拠を置くイラン国防省所属の爆発・衝撃研究所「Metfaz」の核専門科学者が送りこまれているという。MI6情報によれば、コムの施設だけでウラン濃縮に必要な遠心分離機は3千台設置できるという。新たに発見された5施設は合計1万5千台とされ ………
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