学内投資サークル「マネーゲーム愛好会」が原点。ホリエモンにかぶれた世代の業病か。
2009年11月号 DEEP
インターネット証券を通じた活発な売買によって、株式市場での存在感を高めている個人投資家。その半数以上は30代以下の若者で、ライブドア事件の堀江貴文被告や村上ファンド事件の村上世彰被告ら「マネーゲームの申し子」から刺激を受けた世代だ。「デイトレーディング」と呼ばれる超短期売買を悪用し、儲けた億単位のカネで高級外車を乗り回す不届き者も現れたことから、ついに捜査当局が摘発に乗り出した。「株の売買をします。未経験者でもやる気あれば稼げます。大学時代に、百万円の束で人をペチペチしたい人、金風呂に入りたい人、お待ちしています」。早大のサークル紹介誌の2003年4月号にこんなふざけた紹介文を載せた、大学非公認の投資サークル。これこそが相場操縦の疑いで東京地検特捜部に逮捕された松村直亮容疑者(27)をリーダーとする「マネーゲーム愛好会」だ。当時の会員は男性20人 ………
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