「不動産ローン破綻」が呼ぶ二番底

パシフィックセンチュリーの次は軍艦ビルが危ない。歯止めのきかないデフォルト連鎖の恐怖。

2009年11月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

「堤防がついに決壊した」(有力シンクタンクの不動産アナリスト)9月28日、ダヴィンチ・ホールディングスは傘下のSPC(特別目的会社)が保有する高層オフィスビル「パシフィックセンチュリープレイス丸の内」(略称PCP、東京都千代田区)を担保にしたノンリコースローン(非遡及型融資)でデフォルト(債務不履行)が確定したことを発表した。半月前にダヴィンチ自ら予告していたとはいえ、JR東京駅前という超一等地にあり、3年前の購入時の価格が2千億円という巨額物件。インパクトは大きく、市場の二番底を予感させる事態に不動産や金融分野の関係者は浮き足立っている。

CMBSの2010年問題

関係者の話を総合すると、PCPを保有するSPC(名称は「ボンダイ」)形態の私募ファンドのエクイティ(出資)部分は推定200億~250億円。これを2千億円から差し引いた残額1750億~1800億円をローンで調達し、新生銀行を主力に米 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。