鳩山一郎日記と総理誕生

栄華前夜の南方赴任

2009年11月号 連載 [日記逍遥 第10回]

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総理誕生の物語は、昭和16年大相撲春場所千秋楽まで遡る。鳩山一郎日記には次のように記されている。「小倉氏と昼食。夫れより国技館。日比谷署の裏、糖業協会。畠山一清氏、石橋正二郎氏同席」(1月24日)この日横綱双葉山は、横綱男女ノ川を破って8度目の優勝を遂げ、鳩山一郎は、ブリヂストンタイヤ社長石橋正二郎と初めて顔をあわせる。3週間後、鳩山日記にふたたび石橋の名前が出てくる。「石橋氏の招き、五時麻布区永坂の自宅、楢崎氏同席」(2月12日)さらに半年後のことである。「正午威一郎来たる。午前中、石橋、小倉両氏来訪」(8月8日)場面は軽井沢に移っている。両家の別荘は一軒おいた隣にあった。「二時半、石橋家族、小倉氏を招く。六時頃迄一族遊んで居た。威一郎は朝五時釣に出かけ、正午に帰宅。足もよくなり元気になる」(8月9日)おそらくこの日が、鳩山一郎の長男威一郎と石橋正 ………

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