年間売上高2兆円割れ! 「限界産業」になった出版業界

2009年10月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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出版科学研究所によると、09年上半期の出版業界の売上高は9887億円で、前年同期より4%減少した。上半期としては初めての1兆円割れだ。内訳を見ると、書籍が4581億円で同2.7%減。雑誌が5305億円で同5.2%減と、雑誌の落ち込みが目立つ。このうち月刊誌(4105億円)が4.6%の減少だったのに対し、週刊誌(1201億円)は7.1%減と衰退が顕著。休刊は119誌と過去最多を記録した。一方、書籍は新刊点数こそ4万79点と同4.3%増だが、売上高は3期連続のマイナス。返本率は39%にまで上昇した。出版業界では「年間売上高が2兆円を割り込むと業界全体が採算分岐点を下回り、『限界産業』になる」と囁かれてきた。上半期1兆円割れで、まさにその懸念が現実になってきた。年間2兆円割れは88年以来で、市場規模が21年前の水準にまで縮小することになる。特に若年層の活字離れが痛い。今年8月の日経産業地域研究所の ………

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