ローカルスーパーを呑み込む 楽天「ネットスーパー」の野望

2009年10月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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仮想商店街「楽天市場」が既存スーパーを出店者に並べる「楽天ネットスーパー」が盛況だ。10月から首都圏の中堅スーパー、東急ストアが参加するのをはじめ、関西など各地のスーパーから打診を受けており、三木谷浩史社長は「各地区のローカルスーパーを取り込んでいけば、全国制覇が可能」と豪語する。参加したスーパーの各店舗が1日当たり50~100件の宅配をこなす仕組みを構築していく方針で、これを全国に広げることで将来は流通業界のニューリーダーに躍り出るという野望を秘める。ネットスーパーは、消費者がパソコンを開いて注文すれば、店舗に出向かなくても、指定したスーパーからその日のうちに商品が届く。取り扱い品目は米、野菜といった生鮮食品から日用雑貨、肌着、家電と幅広い。米やペットボトルなど重量物を自分で運ぶ必要がなくなるため、高齢化社会の進展とともに今後も高い成長が見込 ………

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