「地デジ」日本規格が南米を席巻

ブラジル、ペルーに続きアルゼンチンも制覇。政府が笛吹けど、踊らぬ日本メーカー。

2009年10月号 BUSINESS

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日本でそのニュースは総選挙に隠れて目立たなかった。投開票前日の8月29日(現地時間では28日)、首相特使の増田寛也元総務相が、寺崎明総務審議官とともに地球の反対側にあるアルゼンチンのブエノスアイレスを訪れ、クリスチナ・フェルナンデス大統領から地上波デジタル放送(地デジ)の規格として「日本方式の採用を決めた」と伝えられ、両国政府の覚書に調印した。いよいよ「オセロゲーム」が南米で始まった――日本にとっては画期的な成果なのだが、その意味を理解できる人はまだ少ない。日本の地デジは03年12月に始まり、11年7月にアナログ放送から完全移行するが、その規格は日本方式(ISDB-T方式)であって世界では少数派。地デジ受像機の普及台数は5700万台(8月末、NHK速報値)と世界の先頭を走っていながら、ここでも「ガラパゴス化」が心配されていた。無理もない。世界の地デジ「デファクト ………

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