中国経済「息切れ」の異変

上海株が急落。空前のマネー供給と公共投資4兆元に限界。次の「4番打者」がみつからない。

2009年10月号 BUSINESS [世界景気の命綱]

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リーマン・ブラザーズとAIGの突然の破綻……世界史に残るあの出来事から1年経つが、この間の「ベスト・パフォーマー」が中国であることに異論はあるまい。昨秋打ち出した4兆元(約57兆円)の経済対策は大当たり、世界に先駆けて景気底打ちを達成した。いまや主要国金融市場は上海株式市場に連動して一喜一憂の上げ下げを続けている。ところが、世界中が「暗夜の一灯」と希望をつないでいる中国経済に異変の兆しが見える。8月の中国株相場が20%以上も急落したのだ。一方で今年公約した8%成長維持(保八)がほぼ確実になったと言われる中で何が起きているのか。中国の成長はサステナブル(維持可能)なのか。上半期の株価大幅上昇は、期待先行とジャブジャブのマネーが生んだ。裏返せば、実体経済や企業業績の回復が十分伴ったものではなかった。上場企業の上半期決算もこれを裏づけた。少数の大国有企業 ………

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