2009年10月号 DEEP [ディープ・インサイド]
自民党茨城県連の会長の座に22年にわたって君臨してきた茨城県政界のドン、山口武平県議(88)が、衆院選、県知事選の惨敗の責任を取って辞任した。後任の会長は、約6万人の党員・党友選挙で選出予定だったが、岡田広参院議員の無投票当選が決まった。国会議員が会長に就任するのは、故赤城宗徳氏以来、22年ぶりとなる。茨城県は、自民党員数が全国都道府県連のうち、東京都連に次いで多く、七つある衆院茨城選挙区のうち五つを自民が占める保守王国だった。ところが、先の衆院選小選挙区で当選したのは4区の梶山弘志氏だけ。比例代表で額賀福志郎氏ら2人が辛うじて復活当選したものの、丹羽雄哉、赤城徳彦両氏ら閣僚経験者を含む4人が落選した。また、衆院選と同日投票となった知事選でも、自民党県連が推薦した元国土交通事務次官の小幡政人氏が、現職の橋本昌氏に大差で敗れた。このため、山口氏ら県 ………
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