MD「東欧配備」で米国が大転換

オバマ新提案の骨格が見えてきた。ロシアの喉元の「棘」を抜き、対イラン打開を図る。

2009年10月号 GLOBAL

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医療保険改革の難航やアフガニスタンの戦況悪化で支持率が低下してきた米国のバラク・オバマ大統領が、ブッシュ前政権の「負の遺産」である対ロシア関係をリセットするため、近く大胆な一歩を踏み出す。両国間の安全保障上、最大の「棘」は、イランの弾道ミサイルの脅威から米本土や欧州を防衛するためとして、米国が2013年までに弾道弾迎撃ミサイル10基をポーランドに、レーダー施設をチェコに配備するとしていた計画。ブッシュ政権の強硬派、ディック・チェイニー前副大統領らが推進したが、喉元に匕首をつきつけられる形のロシアは強く反対し、米ロ関係を緊張させてきた。MD(ミサイル防衛)東欧配備の見直しは、7月6日にモスクワで行われた米ロ首脳会談で、オバマ大統領が“予告”した。「ポーランドとチェコへのMD配備計画は、徹底的な見直しを行っており、8月末までに完了する。その結果を待って再 ………

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