大塚耕平(内閣府副大臣・金融担当、民主党)

人の昇沈は定めて道に在り

2009年10月号 連載 [如是我聞]

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「小泉元総理とは国会で何度も議論を戦わせましたが、その座右の銘は論語にある『信なくんば立たず』。この『信』とは信頼の『信』であり、つまり、個人の信念を実現するのが政治ではなく、多くの国民の皆さんの信頼がなければ政治を行ってはならないという意味です。小泉政権以降の3代の『たらい回し』によって、自民党は国民の信を完全に失いました。それが政権交代の真因です」「私は政治の基本は意外に簡単なことだと思っています。それは、困っていない人、自立している人には余計なおせっかいはしない。しかし、困っている人にはしっかりと手を差し伸べるということです。民主党は『国民の生活第一』というスローガンを掲げ、その優先順位に基づいて、すべての予算を組み替え、子育て・教育、年金・医療、地域主権、雇用・経済に税金を集中的に使うと約束しました。必要な財源は『足りないから負 ………

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