米製薬会社を買収した大日本住友の不安要因

2009年10月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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大日本住友製薬は9月3日、米国のセプラコール社を26億ドルで買収すると発表した。大日本住友は世界的な大型品と期待する統合失調症治療薬ルラシドンを、米国で自社販売することを計画、米国でのM&Aに乗り出す考えを表明していた。セプラコール社の買収は、その方針に沿ったものだ。大日本住友のフリーキャッシュは約1千億円だが、住友化学の全面的なバックアップもあり、借り入れをするにしても資金的な問題はない。むしろ不安がよぎるのは買収後のセプラコール社の経営だ。同社は不眠症治療薬、抗アレルギー剤の2品目を中心に約12億ドルの売り上げ規模を誇り、毎年5億ドル程度のキャッシュを生み出す能力を持つ。しかし、この2製品とも14年までに特許が切れる。ルラシドンは順調に行けば11年に米国で販売を開始できそうだが、その特許が切れるのがわずか2年後の13年。統合失調症にはさまざまなタイプ ………

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