山口代表は「新生」公明党の顔 実権は井上義久幹事長に

2009年10月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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公明党は衆院選で、太田昭宏代表と北側一雄幹事長がともに小選挙区で落選したため、山口那津男代表(57、参院東京選挙区)、井上義久幹事長(62、衆院東北比例区)体制が新たに発足。50代で弁舌さわやかな山口氏の抜擢は同党の若返りを象徴する一方、党運営は事実上、井上氏が仕切るとの見方が出ている。弁護士出身で90年に初当選した山口氏は、必ずしも創価学会本部とのパイプは太くはない。しかも、96年と2000年の衆院選で落選しており「学会側の評価は厳しい」とされる。これに対し、井上氏は太田氏の学会青年部長時代の部下。「太田七奉行」の一人として学会の信頼が厚く、党内には「井上代表」を期待する声もあった。公明党は、新政権と「是々非々」主義を取る方針。井上氏と、ベテランの漆原良夫国対委員長、若手の論客で池田大作名誉会長の秘蔵っ子とされる高木陽介選挙対策委員長の3氏が、党運 ………

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