在京キー局から落伍する 「不動産のTBS」

2009年9月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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大手テレビ(在京民放)5局の中で、TBSの凋落が著しい。8月5日発表の第1四半期(4~6月)連結決算で早くも白旗を掲げ、5局で唯一の通期最終赤字を宣言。前期は16億円の黒字だったのが、今期は49億円の赤字となる見通しという。94年度から始まった連結決算発表で初の最終赤字転落だ。原因は本業の放送事業の不振にある。前期も15億円の赤字だったが、今期期初予想では65億円、第1四半期決算発表では137億円の赤字を見込む事態に。これに対して『おくりびと』などの映画や流通が主力の映像・文化事業は前期121億円の黒字→期初予想60億円の黒字→8月予想68億円の黒字とむしろ改善。東京・赤坂の本社周辺の再開発「赤坂サカス」は同77億円→75億円→75億円と計画どおりの安定利益源となっている。同社自身も第1四半期決算の説明で「広告市況の低迷等により放送部門の業績が悪化、利益は大幅減。映像・文化事業 ………

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