橋下徹を操る「影の知事」

橋下知事が府政改革を「元マッキンゼー軍団」に丸投げ。上山信一慶応大教授の言いなりだ。

2009年9月号 DEEP [上山信一教授の野望]

  • はてなブックマークに追加

大阪府には「影の知事」が潜む。弁護士兼タレントで行政実務に疎い橋下徹知事に知恵を授け、操り人形のように牛耳っている人物がいる。府の中堅幹部は「橋下知事は純粋で感化されやすい。まるで言いなりになっている」と声を潜める。「影の知事」とは、上山信一慶応義塾大学総合政策学部教授を指す。昨年、大阪府の特別顧問に就任し、今年4月、新設された大阪府改革評価委員(4人)にも選ばれた。橋下知事は上山氏の助言を受け入れ、同委員会の傘下に実働部隊となる5人の特別参与を任命した。5月13日、大阪府公館で開かれた知事と改革評価委員・特別参与とのキックオフミーティング。橋下氏は9人のメンバーを「ドリームチーム」と名づけ、「府を一緒になって引っ張っていただきたい」と述べた。これに対して上山氏は「知事からはどういう改革をするのか相談を受け、一緒に考えてこういう体制を作ってき ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。