景気「二番底」はあり得る

まやかしの「底打ち」。リストラと在庫調整で企業は立ち直っても、家計と消費は置き去り。中国も頼れない。

2009年9月号 COVER STORY [マネー「麻薬漬け」経済]

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米連邦準備理事会(FRB)は8月12日の公開市場委員会で「横ばい」(レベルアウト)との表現で、景気下げ止まりの判断を示した。米国のエコノミストたちも7~9月期の景気底打ちを宣言し、来年にかけて景気が回復するとの見通しを競い始めた。例えば「2010年の自動車販売台数は1100万台に増加し、住宅着工件数が90万件に増え、在庫が500億ドル増加したとすれば、実質成長率は4.1%になる」(米経済調査会社のISI)。だが、希望的観測は過去にも散々外れてきた。ここは経済指標の“真贋”に目を凝らすべきだろう。まず米政府が始めた中古車下取り制度。これを「ガレージセール」というのだろうか。「クランカー」と呼ばれるオンボロ車を最高4500ドルで政府に下取りしてもらって、そのカネを新車購入の頭金にする。昨年9月のリーマン・ショック以降、自動車販売が急落していたこともあって、この下取りセールは ………

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