2009年9月号 連載 [メディアの急所]
マスコミセミナーといえば、高い授業料を払って、作文の添削からエントリーシートの書き方、面接指導などを受けるのが「定番」だが、今春から夏にかけ一風変わった講座が東京都内で開かれた。「スイッチオン」プロジェクトと題されたこの講座は、応募した学生40人を8人ずつ5班に分け、それぞれの班を3人のデスクが指導した。呼びかけたのは元徳島新聞記者で、ブログ「ガ島通信」で知られる藤代裕之氏。「日本のメディアの底上げを」という趣旨に賛同した寺島英弥・河北新報生活文化部長や坪田知己・日経メディアラボ所長ら現役のライター、メディア研究者など計15人が集合、「デスク」を買って出た。「スイッチオン」とは「人生の転機」という意味。学生が取材対象を絞り込み、その相手のスイッチオンについて、インタビューし、原稿に仕上げる。ここまでなら他のセミナーでもないことはないが、本企画 ………
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