2009年9月号 連載 [メディアの急所]
朝日新聞がまたしても大規模な組織改革に乗り出す。2年前に政治部、社会部といった「大部制」を廃止し、担当を細分化した「グループ制」を導入したばかり。今度は、このグループから記者を引き抜き、来年4月に東京本社に100人規模の特別報道センターを新設するという。政治部出身の木村伊量ゼネラルマネジャー(編集局長)が指揮しているようだ。特別報道センター内には、新型インフルエンザ問題を担当する「パンデミックチーム」、民主党や新政権を取材する「パンドラチーム」、「北朝鮮チーム」の3チームが置かれるほか、過去に偽装請負問題などを追及した「特別報道チーム」も移行する。また、「パンドラチーム」と既存の政治グループが共同管理する形で、地方の総局から1人ずつ約50人を集めて「政策検証班」を設ける。政権交代に合わせて政治報道を強化する方針だ。このため編集委員は編集委員室か ………
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