緻密なリサーチが支えるスリル感

映画『ゴー・ファースト 潜入捜査官』

2009年9月号 連載 [IMAGE Review]

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アクション映画でもフランス的ボンセンス(良識)を利かせて一味違うのが、リュック・ベッソン監督率いる映画会社「ヨーロッパ・コープ」が製作した『ゴー・ファースト 潜入捜査官』だ。パリ警視庁探索出動班(BRI)の敏腕おとり捜査官マレク(ロシュディ・ゼム)が、麻薬密売の捜査で上司や同僚を失い、その恨みを晴らすため猛烈な訓練を受けてスペインの組織に入り込み、「ゴー・ファースト」と呼ばれるプロの麻薬の運び屋として雇われる。ターゲットはヨーロッパ最大の麻薬密売組織。モロッコで麻薬を製造し、スペイン経由でフランスに「ゴー・ファースト」を使って持ち込んでいる。密売組織のボスの信用を得ることに成功したマレクだが、任務遂行の前日、同じ目的で雇われた男たちを紹介された。彼らは上司(オリヴィエ・グルメ)や同僚らを殺害したフランスの密売グループのトップ、リュシアンと ………

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