日本語を乱すマニフェスト

2009年9月号 連載 [硯の海 当世「言の葉」考 第41回]

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日本語の乱れが気になるのは、当方の歳のせいかと思っていたが、どうやらほんとうに乱れているようだ。政治の場で使われる日本語がおかしいのである。それも選挙公約を綴った「マニフェスト」までがなにやら怪しげな日本語なのである。手元に2009年8月総選挙に向けての自民党と民主党のマニフェストがある。民主党は何といっても鳩山由紀夫代表の顔を大写しにした表紙が印象的である。各ページに鳩山代表のさまざまな表情の写真が載っている。なかなかよくできているな、という印象だが、表紙の日本語が気になってしかたがない。「政権交代。」となっている。この「。」は何か。どういう理由で「。」がついているのか意味がわからない。CMで「。」が氾濫したことがあったが、まさか「モーニング娘。」と同じ意味なんかであるはずがない、よね? その下のほうに横書きで小さく「国民の生活が第一。」と ………

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