2009年8月号 GLOBAL [グローバル・インサイド]
6月1日にブラジルから北東へ約1100キロの沖合で、大西洋上に墜落したリオデジャネイロ発パリ行きのエールフランス447便(エアバスA330型機、乗客乗員228人)は、墜落原因の究明が難航している。雷を伴う暴風雨と乱気流に巻き込まれ、電気系統が故障したことを示す自動メッセージが送られており、コンピューターの不具合が墜落原因として有力視されているが、7月10日まで現場海域で続けた捜索でもフライトレコーダーは依然回収されていない。操縦ミスなどの人為説も消えておらず、決め手を欠いている状態だ。そのなかで、国際テロ組織アル・カイダのメンバー2人が同機に乗っていたとの情報が、仏対外治安総局(DGSE)から英国の対外諜報機関MI6に入った。MI6は直ちに複数の工作員をブエノスアイレスに派遣、DGSEと共同で捜査することになった。MI6は、事故の数カ月前から、テロリストの欧州侵入には、南 ………
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