生かすも殺すも新政権次第

2009年8月号 連載 [CHALLENGER]

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「官庁の中の官庁」と称される財務省の事務次官に、小泉政権で5年半にわたって首相秘書官を務め、構造改革路線を支えた丹呉泰健主計局長(58、東大法卒)が就いた。杉本和行前次官とは74年旧大蔵省入省の同期だが、「杉本氏に勝るとも劣らない優秀さ」(有力OB)と評される丹呉氏の次官就任は、早くから省内の既定路線だった。官僚支配の打破を主張する民主党政権は政権樹立後に、主要官庁人事に手を突っ込む考えを示している。このため、霞が関では「組織防衛を優先する財務省は、民主党が目の敵にする小泉政権の象徴的な存在である丹呉氏の次官昇格を見送るのではないか」(経済官庁幹部)と囁かれたが、財務省は小泉改革推進と財務省の影響力維持の狭間で苦労を重ねたエースを「捨て駒」にするようなマネはしなかった。「理想家肌の仕事師」(財務省中堅幹部)と評される丹呉氏は、主計企画官「厚生 ………

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