先人のDNAを守り果敢に「アジア展開」
2009年8月号 BUSINESS [インタビュー]
――国内消費の低迷が続いています。西村 これまで化粧品は食品や医薬品と同じように、景気に左右されにくい商品と言われてきました。実際、国内売上高はピークの1997年からほぼ横ばい(1兆5千億円強)でした。ところが、今回は違う。今年に入って落ち始め、経済産業省の化粧品出荷統計によれば2009年1~4月の累計(金額ベース)で前年比4%減になっています。私は昨秋のリーマン・ショック後の未曾有の消費の落ち込みは不景気のせいばかりではないと思っています。世界の豊かさの象徴だった米国消費社会の崩壊とともに、生活者の価値観もガラッと変化したのではないか。将来への不安や地球環境への懸念から、より合理的で慎重な消費行動をとる人が増えています。お客様のニーズ、ウォンツが微妙に変わり、我々の商品とのギャップが生じていないか、気がかりでなりません。――映画俳優チャールズ・ブロン ………
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