遠山敦子が演劇人に嫌われる理由

プライドの高い元文科相。新国立劇場の芸術監督を、就任1年足らずで交代と決めて猛反発を食う。

2009年8月号 DEEP

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新国立劇場(東京・初台)の次期芸術監督をめぐり、同劇場運営財団(遠山敦子理事長)と演劇人有志が対立、2年越しで揉めている。なぜこのような事態になったのか。新国立劇場は1997年10月、オペラ、バレエ、演劇と、現代舞台芸術を公演するための唯一の国立の劇場としてオープンした(伝統芸術のためには、国立劇場と国立能楽堂がすでにある)。オペラ劇場、中劇場、小劇場の三つの劇場を持つ。オペラ、舞踊(バレエ/コンテンポラリーダンス)、演劇の3部門には、それぞれ芸術監督が置かれ、芸術上の最高責任者として、作品の制作方針や全体の計画をたてている。芸術監督の任期は一期3年と定められているが、再任は妨げられない。就任前の2年間は芸術参与(次期芸術監督予定者)として準備期間にあてられる。

「コミュニケートが不足」

焦点となる演劇部門の芸術監督に絞って紹介しよう。開館前年に劇団民藝の演出家だった渡 ………

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