あのセイコー御曹司が暴露 外国政府要人に裏献金工作

服部氏自らシンガポールのリー・クアンユー元首相に10万ドルを手渡し、日本政界では安倍晋三、町村信孝両氏が関与……。

2009年8月号 BUSINESS

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3年前の3月13日、シンガポールの高級ホテル、ザ・リッツ・カールトン・ミレニア・シンガポールでSIS(セイコーインスツルシンガポール)のシンガポール進出30周年記念式典が開かれた。式典には「シンガポールの建国の父」リー・クアンユー元首相(長男のリー・シェンロン首相率いるリー内閣の顧問)をはじめゴー・チョクトン前首相や現役閣僚らが顔を揃えたほか、日本からも自民党町村派会長の町村信孝元外相、小島高明・駐シンガポール大使が出席。主催者を代表して名門「服部セイコー」創業家の御曹司でSII(セイコーインスツル)代表取締役名誉会長の服部純市氏が挨拶した。セイコーグループはセイコー、セイコーエプソン、SIIを中核とし、服部氏はセイコー4代目社長・謙太郎氏の長男で創業者・金太郎氏のひ孫に当たる。(肩書はいずれも当時)だが、この晴れがましい式典から2年後の08年3月、服部氏 ………

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