経産省と東芝が仰天した「カザフの変」

ウラン鉱山開発権益のキーパーソンが突然逮捕された。「頭越し」を警戒するロシアの影がちらつく。

2009年7月号 BUSINESS

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5月21日、経済産業省や原発関連企業など日本の“原子力マフィア”の間に衝撃が走った。「ジャキシェフ更迭」――。5月連休明けにロシアのウラジーミル・プーチン首相が来日、2年以上の交渉の末、ついに日ロ原子力協力協定を締結してほっと一息ついたのも束の間、中央アジアのカザフスタンで、日本のエネルギーの未来に直結する一大事が発生したのだ。「ジャキシェフ」とは、知る人ぞ知る同国国営原子力企業カザトムプロムのムフタール・ジャキシェフ社長のこと。更迭されて3日後の24日には、国有資産横領の疑いで3人の部下とともに当局に逮捕された。なぜ遠国の国営企業トップの運命に、日本が一喜一憂するのか。カザフスタンが世界第2位のウラン埋蔵国だからだ。05年、小泉政権下の日本は、経産省主導でカザフスタンに積極的なウラン獲得外交を仕掛けた。その結果、今日までに国内需要量の30~40%に相当す ………

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