金融庁が暴く「木村銀行」架空口座

ついに入った検査で、明らかになった貸出残高偽装と銀行法違反。なぜ見逃されてきたのか。

2009年7月号 DEEP

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「だいじょうぶ、金融庁は絶対ウチに踏み込めないんだ」。創業者、木村剛会長(47)がそう豪語していた日本振興銀行(西野達也社長)に対し、金融庁が5月26日からやっと重い腰をあげて検査に入った。朝日新聞にとっては、思い出したくないトラウマが蒸し返されることになる。06年元旦に同紙は1面トップで、同行が「木村会長の親族会社に1億7千万円を融資している」と報じ、情実融資の事件化を匂わせた。 ところが、半月後に東京地検特捜部が強制捜索したのはライブドア。「金融庁がらみの大型事件が年明け早々にはじける」との断片情報を、朝日が振興銀と早とちりしたと笑われた。同年1月30日付の朝日社会面では「簡略審査で融資」と尻すぼみになり、5月16日付では金融庁が振興銀に報告を求めると報じて、事実上空振りに終わった。だが、それから3年、このリターンマッチは、朝日に雪辱のチャンスを与 ………

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