太陽電池の覇権争うシリコン製造3社

「グリッドパリティ」に照準合わせ米独シリコンメジャーが大増産競争。わが国の「トクヤマ」は脱落寸前。

2009年7月号 BUSINESS

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太陽電池市場の主導権を握ろうと、水面下で原材料メーカーが熾烈な投資合戦を繰り広げている。代表的なクリーンエネルギーとして脚光を浴びる太陽電池だが、その製造コストの3分の1は、「多結晶(ポリ)シリコン」と呼ばれる原料が占める。この原料を供給するメーカーは数多いが、事実上、米、独、日の大手3社が市場を席巻している。シリコンメジャーともいえる3社は現在、世界的な景気後退にもかかわらず、社運を賭けた大増産計画を次々と打ち出している。昨秋から今春にかけてトクヤマと米ヘムロックセミコンダクター、それに独ワッカーケミーが相次いで一大投資計画を明らかにした。いずれも太陽光発電に使われる太陽電池の需要が高成長を続けるという前提に立ったもので、今後3年間でポリシリコンの生産能力を従来比で数倍に拡大する。

トクヤマも「マレーシア進出」

トクヤマは1918年、ソーダ灰事業から出発した歴史をもつ化学 ………

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