米長期金利に「ドル売り爆弾」

北京大学で嘲笑を浴びたガイトナー財務長官の屈辱。BRICsの株価回復も資源高も「正体」はドル逃避では。

2009年7月号 COVER STORY [景気回復のミラージュ]

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ティモシー・ガイトナー米財務長官は、学生時代、語学留学で北京大学に短期間滞在したことがある。6月1日、長官として初めて訪中し胡錦涛国家主席らと会談したが、28年ぶりに母校の北京大も訪ねて講演した。中国人好みの赤いネクタイをして演壇にあがった長官は、米中両国の経済関係は世界全体にとっても重要と訴え、20分の講演を「同心協力」と中国語で結んだ。ここまではよかったのだが、会場の学生たちとの質疑でハプニングが起きた。「米国の台湾への武器売却をどう考えるか」という意地の悪い質問に、長官が「自分は担当ではないが、担当者にご意見を伝える」とかわした。続いて飛び出した質問が「米国債は安全ですか」「もちろん安全です」長官がこう答えた途端、会場はどっと笑いの海と化した。嘲笑といったほうが正確だろう。米議会の公聴会などでしばしば見せるように、ガイトナー長官は顔を真 ………

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