米金融「耐性試験」のまやかし

銀行のロビイングに屈して資本不足額に手心。市場調達を促そうと、官製“相場操縦”を試みたが…。

2009年6月号 BUSINESS [最悪期脱出の幻影]

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自由の女神を望むマンハッタン島南端の連邦破産裁判所。最新の米経済事情が勉強できるお勧めの見学スポットだ。今は連邦破産法11条の適用を申請した米自動車3位クライスラーの債権者集会が連日のように開かれている。怒号が飛び交うのが債権者集会の常とはいえ、クライスラーの場合は人が卒倒したり、つかみ合いが始まったりと阿鼻叫喚。債権者が一切再建に関われない点が大揉めに揉める理由だ。JPモルガン・チェースやシティグループなど大手金融機関をはじめ、返済順位の高い優先債権69億ドルを保有する債権団の回収額は22億5千万ドル。一方で全米自動車労組(UAW)が再建後の会社の株式55%、伊フィアットが35%を取得する。米財務省の自動車チームが考案した案だが、新生クライスラーにつなぎ融資をするのも米政府なのだ。「インテル、インサイド(入ってる)」(intel inside)。そんなCMを覚えて ………

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