土浦通り魔事件の被告が初公判で精神疾患を偽装?

2009年6月号 DEEP [ディープ・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

昨年3月、9人が殺傷された茨城県土浦市の連続殺傷事件で、殺人罪などに問われた無職金川真大(まさひろ)被告(25)の精神状態が改めて注目されている。水戸地裁で5月1日開かれた事件の初公判。金川被告はニヤニヤと笑みを浮かべて傍聴席を見渡す一方で、法廷内のモニターに映し出された被害者の傷口の映像を見て失神するなど、両極端の反応を示したからだ。弁護側は「被告は何らかの精神疾患にかかっている疑いがある」として金川被告の精神鑑定を請求し認められたが、専門家は「(失神は)精神状態が正常な証拠。死刑願望などの言動は虚偽の可能性もある」と指摘している。金川被告が失神したのは、公判の開始から5時間後の午後3時ごろ。証拠調べで、検察側から被害者の傷口などが画面に映し出されると突然、首から上を痙攣させ始め、刑務官にもたれかかった。「死刑になりたい」「もっと殺すつもりで ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。