中野 健二郎氏(関西経済同友会代表幹事)

「第5世代」の中国政府といかにパイプを作るか

2009年6月号 BUSINESS [インタビュー]

  • はてなブックマークに追加

――総勢53人からなる関西財界訪中団の副団長として4月中旬、北京へ行かれましたね。中野 関西財界代表団の訪中は国交正常化前の1971年にスタートし、ほぼ5年ごとに中国政府首脳と会談し、交流を重ねてきました。今回は温家宝首相にこそお目にかかれませんでしたが、王岐山(おうきざん)副首相をはじめとする閣僚と懇談し、世界経済回復のカギを握る中国経済の実情を知ることができました。――経済・金融担当の王副首相といえば、「ポスト胡錦涛」世代を代表するリーダーとして、米タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれた注目の人物。どんな印象でしたか?中野 王副首相は私より一つ年下(1948年生まれ)ですが、とにかく自信満々ですね。陳徳銘商務相(49年生)、楊潔篪(ようけつち)外務相(50年生)とも懇談しましたが、いずれもグローバルな視野から明快にものを言います。内外の経 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。