小沢は「第二の闇将軍」? 海外で薄れる日本の影

2009年6月号 連載 [政々堂々 第6回]

  • はてなブックマークに追加

民主党の小沢一郎代表が5月11日、電撃的に辞任した。小沢秘書の逮捕以来、麻痺状態に陥っていたかのような民主党はひとまず息を吹き返し、政局は再び流動化している。本稿執筆時点(12日)で民主党の新代表は決まっていないが、有力候補は岡田克也副代表と鳩山由紀夫幹事長の2人に絞られつつある。岡田あるいは鳩山になれば、民主党はイメージを一新し「さわやか政党」に生まれ変われるのだろうか。残念ながら、そこには大きな疑問符がついている。なぜかといえば「ポスト小沢」の鍵を握るのは、やはり小沢であるかもしれないからだ。まず岡田であれ鳩山であれ、党内最大勢力である小沢グループ(約50人)の意向を無視できない。さらに、参院で民主党と院内会派を組む国民新党(5人)や新党日本(1人)、無所属議員の存在がある。ともすれば忘れがちだが、民主党は参院で単独過半数を握っているわけでは ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。