2009年6月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
パイオニアの再建をめぐり、産業再生機構でCOOを務めた冨山和彦氏が動き出した。パイオニアは政府の公的資金を「呼び水」に、民間からの資本支援による生き残りを模索しており、冨山氏もこれに一枚噛んでいる模様。冨山氏といえば、破綻した新興不動産パシフィックホールディングスの「幻の増資」にかかわり、「コンサルのカリスマ」の看板に傷をつけた。そのため、政府とのパイプを生かして「名誉挽回を目論んでいる」(米投資ファンド)という。パイオニアは「社債の償還に向け400億円の資本増強が必要」(小谷進社長)で、うち300億円は政府の公的資金を活用する方針だ。残る100億円については、先にカーナビゲーションシステムの納入先であるホンダから25億円の調達が決まったが、他に新たなスポンサーを獲得できるかが焦点。ところが、パイオニアとカーナビ開発で業務提携している三菱電機が「深入 ………
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