2009年6月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
経済産業省(望月晴文事務次官、1973年旧通産省入省)の夏の人事異動は、望月次官続投を含む小幅なものになりそうだ。望月氏と同期の鈴木隆史特許庁長官は退官し、後任に細野哲弘製造産業局長(76年)が就く。細野氏の後任には、官房技術総括審議官から関東経済産業局長に外れた塚本修氏(77年)が返り咲く。次官級の薦田康久原子力安全・保安院長(75年・技官)も退官し、後任は寺坂信明商務流通審議官(77年)が就く。注目されるのは、石毛博行経済産業審議官(74年)の去就である。仮に石毛氏が退官となれば、岡田秀一通商政策局長(76年)の昇格が順当で、その後任には藤田昌宏貿易経済協力局長(77年)が回る。そうなると玉突きとなり、通商・貿易畑でかなり大きな異動となる。来るべき総選挙で民主党政権が誕生する可能性があり、役所としては今夏の異動は小幅にとどめたいところ。次官級ポストで ………
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