2009年6月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
自民党の山内康一衆院議員の元政策秘書が神奈川県内のコンピューター処理会社元社長から4千万円を騙し取ったとして民事、刑事で告訴された事件で、この元秘書は複数の大物財界人らの名前を吹聴して資金集めをしていたという。本件では、山内議員も使用者責任を問われて民事で訴えられているが、山内氏側は「元秘書と元社長の個人的な貸し借り」と説明している。元秘書は自民党の議員秘書らにも投資話を持ちかけてトラブルになっていた模様で、被害金額は2億円近くにのぼると一部で報じられている。昨年11月に元社長が元秘書と山内議員を相手取って起こした民事訴訟の訴状によると、元秘書は永田町の山内議員の議員会館事務所で社長と会い、Gという架空の投資事業組合の契約書を担保に金を騙し取ったとされる。その際、元秘書は社長を信用させるために、トヨタ自動車の奥田碩氏やソフトバンクの孫正義氏 ………
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