オリックスが「解体過程」

2千億円を「融資でも出資でも」と、政投銀に宮内が懇願したが、民間銀行は一斉に逃げ出しそう。

2009年6月号 BUSINESS

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5月8日夕刻。東京・大手町にある日本政策投資銀行に、数人の男たちが人目を忍ぶように現れた。面会先は元財務省事務次官の副社長、藤井秀人。政投銀は今や経済危機で窮地に立った大企業の“駆け込み寺”だが、藤井は実質的に「救済融資」を仕切る最高実力者である。この日、藤井に会いに来たのは実はオリックス会長、宮内義彦だった。専務の小島一雄らを同道していたが、人目を避けたかったのは無理もない。2日前の日本経済新聞朝刊に、日産とともに「政投銀に1千億円規模の危機対応融資を打診」と書かれ、即日否定していたからだ。

有利子負債なお5兆超す

が、背に腹は代えられない。藤井の前で宮内が懇願したのは2千億円、融資でも出資でも……という前代未聞の話だった。オリックス存続のためにどうしても2千億円が必要だという。出資ならオリックスの株式は大幅に希薄化し、政投銀の管理会社になる。規制改革・民間開放推進 ………

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