選挙対策に血眼の農水族が農政改革をぶっ潰す

2009年5月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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石破茂農相が推進する農政改革の前途が危ぶまれている。麻生政権の基盤が脆弱で、総選挙が迫るなか、自民党農水族議員が反発を強めているのだ。先に発表された追加経済対策でも、現状のコメ減反政策を維持する施策が盛り込まれるなど、農水族議員の巻き返しが目立った。農相は夏までに改革の中間とりまとめを出す方針だが、省内からは「そこまでたどりつけるのか」と悲観論が出ている。改革の目玉は、減反への協力の可否を農家の主体的な意思に委ねる「減反選択制」の導入だが、米価下落による混乱を警戒する農水族やJA(農協)がこれに猛反発。麻生政権の指導力が問われる場面だが、先の追加経済対策の策定にあたって、首相周辺は「農水族幹部に『党主導で内容を詰めろ』と指示した」(官邸関係者)という。この結果、米粉用など「非主食用米」の生産や、麦、大豆といった作物への転作に努力する農家へ ………

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