「原子力と水」を睨み業務改善に全社一丸
2009年5月号 BUSINESS [インタビュー]
――2月中旬に社長自ら海外IRミーティングに回られたそうですね。矢後 米英カナダで13の株主・投資家を訪ね、08年度決算の赤字見通しと上場以来の株主配当の見送りについて説明してきました。――感触はいかがでしたか?矢後 世界経済が未曾有の不況に突入したことで、我が国の輸出産業は「製品が売れない」「収益が円高により目減りする」「運転資金の調達が難しい」という三重苦に陥りました。当社も主力の風水力事業が円高の影響を受け、精密・電子事業では半導体製造関連製品の販売に急ブレーキがかかりました。外国人株主の厳しい反応が予想されましたが、彼らは冷静でした。
――どんな議論をしましたか?矢後 オバマ大統領が唱えるグリーン・ニューディールがひとしきり話題になりました。当社も風力発電や燃料電池を手がけていますからね。しかし、私がアピールしたのは、地球温暖化防止の切り札 ………
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