「タカ派」ネタニヤフ首相 パレスチナに一転柔軟

中東和平出直しへ「寛大な譲歩」を口にした。労働党まで含む寄り合い政権だが、空手形にならないか。

2009年5月号 GLOBAL

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イスラエルがようやく組閣にこぎつけた。2月総選挙の結果を受けて3月31日に右派政党リクードのベンヤミン(ビビ)・ネタニヤフが首相に返り咲き、極右から労働党まで相乗りする連立内閣が発足した。パレスチナやアラブ世界との和平交渉の停滞が懸念され、新政権を混乱と不安が取り巻いている。泥沼化したイスラエル・パレスチナ紛争の中核をなす問題は、イスラエルの存続とパレスチナ独立国家樹立という「2国家共存」による解決方法を採るかどうかだ。パレスチナ国家の領土のうち、ヨルダン川西岸は現在、穏健派のファタハが自治政府を通じて同地域を占領するイスラエルとともに統治しているのに対し、飛び地のガザはイスラエルと戦闘を続けるイスラム原理主義組織ハマスに実効支配されている。世俗的なファタハと原理主義のハマスはともに統一パレスチナ政府発足をめざして協議を重ねているが、話し合 ………

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