「ヤマト樹脂」事件の余波国立大学教授らに捜査の手?

2009年5月号 DEEP [ディープ・インサイド]

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麻生首相ら大物政治家との関係を誇示して国立大学の部長らに賄賂をばら撒いたヤマト樹脂光学の女社長・久保村広子被告(75)に東京地裁は3月19日、懲役2年、執行猶予3年の有罪判決を下した。収賄側の西川真平被告(50・元防衛医大病院眼科部長)と簗島謙次被告(64・元国立身体障害者リハビリテーションセンター部長)は、それぞれ懲役2年6月、1年6月、ともに執行猶予付き判決だった。事件はこれで終結と思いきや、捜査関係者によると、意外にも捜査はまだ継続しているというのだ。ヤマト関係者が話す。「久保村被告の逮捕後、警視庁捜査2課は久保村の自宅をガサ入れした。久保村は贈賄の詳細を手帳に記録していたという情報があったので調べたが見つからなかった。ところが、その後、再度調べたところ部屋から手帳が見つかったというんです。そこには西川被告ら以外の大学教授らの名前が書かれていたと ………

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