ミサイル“花火”のあとに金国防委員長3選。衰えは隠せず、11人の国防委員が後見人か。
2009年5月号 GLOBAL
4月上旬は北朝鮮関連のニュースで溢れ返った。が、何か肝心なものが欠けていると思えてならない。まずミサイル。4~8日の間に「人工衛星光明星2号」を「銀河2号ロケット」で打ち上げると予告、日本全土が固唾を呑んだ。初日の4日はガメラレーダーの「誤探知」騒ぎでてんやわんやだった。結局、この日は肩すかし。発射延期は発射場上空の強風が理由と考えられるが、北朝鮮指導部は、日本の慌てぶりと失態にほくそ笑んでいたであろう。発射は翌5日の午前11時半に行われた。北朝鮮は「日本が迎撃したら報復する」と繰り返し警告を発していたが、迎撃行動は一切行われなかった。日本政府は「迎撃」の可能性を何度も主張してきたが、あくまでも国内世論対策だったようだ。実際に「迎撃」すれば北朝鮮と戦争状態に突入する可能性も排除できないため、「迎撃」の現実性は最初から限りなくゼロに近かったのであ ………
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