中国政府を敵に回した米ボーイング

軍事衝突を警戒するあまり技術を出し渋り。大市場でエアバスとのシェア逆転は時間の問題。

2009年5月号 BUSINESS

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米ボーイング社は1972年に中国市場に参入して以来、中国での独占的な地位を守ってきた。そのボーイングに異変が生じている。欧州のエアバス社が中国市場に参入したのが85年。それまでボーイングは中国で100%近い市場占有率(シェア)を誇示していた。しかし、それが80年代後半には85%、90年代には75%と、シェアは徐々に下降線を描いていった。もちろん、この程度のシェア縮小は、強力な競争相手の出現を考えれば許容範囲。しかしここへ来て、なだらかな下降線だったのが、5~6年前には69%、現在は59%へと急降下し始めている。ボーイングの中国市場での不振の根幹には、米国と共産主義・中国とのイデオロギー対立が根底にある。つまり、将来的に中国とは武力衝突が起こる可能性があるという米国の見方が災いしている。航空機産業は軍事技術と密接に関係している。そのため米国では中国への技術移転 ………

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